フリーランスで出来る職業一覧【30種類】

あなたはフリーランスで仕事をしている人が、どういった仕事をしているのか知っていますか?

フリーランスと聞いて、なんとなく独立して個人で仕事をしているのはわかるけど、具体的にどういった仕事をしているのか想像出来ないという人も少なくないと思います。

 

今回は、フリーランスで出来る仕事にはどういったものがあるのか、その職業の一覧をご紹介します。フリーランスの仕事の種類を知ることで、もしかしたらあなたの知識やスキルを活かすことができるようなぴったりの仕事が見つかるかもしれません。

デザイン系

グラフィックデザイナー

グラフィックデザイナーの仕事は、ポスターやカタログ、商品のパッケージから電車内の広告などのデザインを製作します。広告代理店や制作会社、企業の宣伝部門などで働くのが一般的でしたが、現在はフリーランスの人がかなり増えてきています。

グラフィックデザイナーになるには、Illustratorやphotshopなどのソフトを使えるスキルが必須になります。

 

Webデザイナー

Webデザイナーの仕事は主にWebサイト制作や更新と、名刺やロゴ、アイコン、バナーの作成など、グラフィックデザイナーと重なるような仕事もしています。

しかし、基本的にはサイトの制作や更新の方が単価も高く、仕事も取りやすいためこの二つで生計を立てていくことになります。

 

イラストレーター

イラストレーターをしている人の多くはフリーランスで仕事をしています。「1枚当たり、◯◯◯◯円」という単価設定で、アニメやゲームのキャラクターデザインや、本や雑誌の表紙、挿絵を描く仕事、他にも様々なイラストを作成する仕事があります。基本的に、今はデジタルイラストが主流なので、イラストレーターを目指す場合には、ペイントソフトを使えるスキルが必須です。

イラストの製作は製作時間に比べて報酬が低いので、フリーランスの場合はイラストレーターだけでなく、グラフィックデザイナーや他のの仕事を兼任する人も少なくありません。

 

漫画家

最近では紙媒体の漫画以外に、漫画アプリが人気になったこともあり、従来の編集社と専属契約をするのではなく、フリーランスでイラストレーターのように「1ページあたり、◯◯◯◯円」という単価設定で、漫画を描いている人もいます。人によっては連載作家ではなく、フリーのアシスタントとして安定した収入を得ている人もいます。

また、ストーリー漫画以外にも、企業の商品の販売促進のための紹介漫画を描いたり、デザイナーやイラストレーターの仕事を兼業するという道もあります。

 

カメラマン

フリーランスのカメラマンとして、写真や動画などを撮影するサービスや、画像や動画などを編集をする仕事をしている人もいます。最近では、フリーランスのカメラマンを目指す人や、本業で企業のカメラマンや映像編集者をしながら、副業で個人の仕事の依頼を撮ってきて仕事をしている人も増えてきています。

写真や動画の撮影には、最初に機材を揃えるのにたくさんのお金がかかりますが、最近ではスマホの写真を販売できるサービスなども出てきているので、今までよりも手軽に始められるようになりました。

 

IT系

デバッガー・テスター

ソーシャルゲームやアプリ開発の現場では、リリース前に商品のデバッグ(不具合やバグがないかチェックすること)やテストプレイをするデバッガーという仕事があります。

デバッガーやテスターの仕事は社員ではなく、業務委託やアルバイト、フリーランスの人がやることが多いです。

 

エンジニア

フリーランスのエンジニアは主に、アプリ開発やシステムの開発などを業務委託で行っています。最近では、業務委託をする企業が増えているため、フリーランスのエンジニアを目指す人も増えてきました。

エンジニアの場合は、スキル的な面もありますが、いきなりフリーランスになっても仕事が取れないため、就職してそこで築いた人脈からの紹介で仕事を取るというのが一般的で、いきなりフリーランスになるよりも企業に就職して何年か経験を積んだ後、独立する人が多いです。

しかし、逆に言えば、仕事を取ることが出来るなら、ブラック企業が多いエンジニアの業界で就職するよりも、最初からフリーランスになる方が自由で、収入的にもかなり高くなります。

 

情報発信系

ブロガー

ライターの中でも依頼された文章を書くだけではなく、自身のブログを開設して情報発信をしていき、広告収入を得て生活している人もいます。

一般的には楽な仕事と思われがちですが、1記事書けばいくらもらえるというわけではなく、ブログで稼げるようになるのにはという時間がかかります。紙媒体に掲載する記事とは異なり、SEOや簡単なコーディングなどのスキルや知識が必要になります。

 

ユーチューバー

有名ユーチューバーの登場で、一躍メジャーな職業になったユーチューバーもフリーランスの職業の1つです。ユーチューバーの収入の仕組みは、投稿した動画のバナー広告や再生前に流れる広告などから入る広告収入で収入を得ています。

また、人気になると企業から商品を宣伝するためのPVに出演してほしいという依頼や、グッズ販売やイベント出演といった芸能活動のような仕事もしています。しかし、ユーチューバーとしての収入だけで生計を立てるのは難しく、なれるのは本当にごく一部の人だけです。

 

ライター系

ライター系

ライター

ライターの仕事は、一言で言うと文章を考える、書く仕事です。具体的にはWeb上で記事やコラムといった文章を執筆したり、メッセージ性のある文章やキャッチコピーを考える仕事です。

ライターの仕事はスキルの差はありますが、パソコンやスマホといった道具があれば比較的誰でも始めることが出来るため、フリーランスの仕事の中でも多くを占めています。

 

編集者

ライター系の仕事の中には、文章を作成するだけではなく、すでにある文章を校正、添削したり、リライトする編集者という仕事もあります。基本的にフリーランスの編集者は出版社で編集者として働いた後、独立する人が多いです。

 

シナリオライター

ソーシャルゲームなどのゲーム作りの現場では、シナリオ(ストーリー)をフリーランスのライターが書く場合もあります。働く場所を選ばず、好きなことを仕事にしたいと考えている人が増えているため、目指している人も増えてきています。

仕事の取り方は個人で営業、知り合いからの紹介、 またゲーム開発系に特化した人材派遣会社もあるのでそこを利用するという方法もあります。

 

ディレクター系

ディレクター

ソーシャルゲームやWeb制作などの業務の進行を管理するディレクターの仕事をフリーランスでやっている人もいます。企業と契約してフリーランスとしてやっている人と、個人でデザイナーやエンジニアなどの仕事を兼業しながらやっている人もいます。

基本的には、フリーランスの場合でも企業と同じように、自分で製作を一生やっていくというよりは、下が育ってきたら仕事を任して、自分はディレクターになるのが一般的です。

 

コンサルティング系

コンサルティング

コンサルティングというのは、企業や個人の相談に乗ったり、教えるということでお金をもらう仕事です。

基本的には、どんな分野でもコンサルティングの仕事はありますが、多いのは企業のメディア運営(WEBやSNSを使った集客や販売戦略)や経営などのコンサルティング、セミナー講師を仕事にしているフリーランスはたくさんいます。

特にWeb関係のコンサルティングは、まだまだWebの知識が全然ない企業も多いので、フリーランスでそこまで知名度のある人ではない場合でも、大きな企業の仕事を任せてもらえることは少なくありません。

 

英語系

翻訳者

英語が話せるという人はフリーランスで翻訳者として仕事をしている人も多いです。フリーランスの翻訳者は企業で使用する契約書やマニュアルなどの翻訳や海外で出版された小説やビジネス書などの翻訳、映画やドラマなどの映像を日本語に翻訳するなどの仕事が一般的です。

最近では飲食店のメニュー表や企業のホームページなどを英語に翻訳する仕事も増えてきています。また、英語以外の言語は翻訳出来る人が少ないため、仕事の母数は少ないですが、一度仕事を取れれば安定して高い収入を得ることが出来るようです。

 

販売系

営業マン

フリーランスで働いている人が多い職業の一つに営業マンがあります。営業マンの基本的な仕事は商品やサービスを販売したり、仕事を取ってくることで、基本的には人と関わることや、営業にネガティブなイメージを持っていない人に適した仕事です。

フリーランスの営業マンは企業の営業マンに比べ「成果を出せば出しただけ収入が増える」、「自分の好きな商品を売れる」というメリットがあります。

そのため、中には企業で営業をしているという人よりも、契約をたくさん取って月収100万円以上稼いでいるというフリーランスの営業マンも少なくありません。

 

ネットショップ運営

最近では誰でも簡単にネットショップを開設出来るようになったため、ネットショップを運営して個人で生計を立てる人が増えてきました。ショップを運営していくには、どの商品が売れるのかを見極め、仕入れをすることが重要になってきます。

人によって扱う商品は色々ですが、ブランド物や電化製品、アクセサリー類などから、海外のブランド物や日本では販売されていない商品を輸入して販売したり、自作のハンドメイドのアクセサリーなどを販売している人もいます。

 

紹介系

不動産仲介

引っ越しや一人暮らしを始めるときなど、家を探すときにはお店に行って不動産に紹介してもらうのが一般的ですが、それを個人で行っているフリーランスの人もいます。収入は歩合制で、物件の紹介をするとその物件の家賃の何割かを紹介料をもらえるというシステムになっています。

メリットは1件成約するだけでかなりの報酬がもらえるということと、成果を出せば出すほど稼ぐことが出来ることです。しかし、逆に言えば実力によって収入が左右されるので、思うような収入が得られないこともあります。

また、それまでに大家さんや不動産などと繋がりを作っておくことが必要になります。

 

人材紹介

フリーランスの中には人材紹介会社と提携をして、企業に人材を紹介する仕事をやっている人もいます。基本的には不動産の紹介と同じく収入は歩合制で、企業が求めている人材を紹介すると、その紹介した人の年収の何割かを紹介料をとしてもらえます。

不動産よりも紹介するのが簡単なことと、ネットなどで副業としても紹介が出来るサービスが出てきているで、今後こういった紹介系の仕事はどんどん増えていくでしょう。

 

音楽系

作曲家

フリーランスの作曲家として仕事をしている人は、企業や他のフリーランスからゲームやPV、アニメなどに付ける楽曲の製作を依頼されて作ったり、自分で作曲した曲を販売して収入を得ています。

また、エンジニアやデザイナーと兼業していたり、メジャーデビューを目指して活動する傍らで、こういった案件をこなして生活費を稼いでいるという人もいます。

 

音楽家

作曲家を兼業している人も多いですが、有名になると演奏家として呼ばれて演奏したり、個人の音楽教室を開いて先生として音楽を教える仕事をしている人もいます。

 

歌い手

歌い手とは、ユーチューバーにも少し近いですが、ニコニコ動画やYouTube、こえ部などの音源入りのメディアを投稿できるサイトにおいて、「歌ってみた」作品の制作者(ボーカリスト)のことです。

人気の歌い手はユーチューバー的な存在で広告収入だけでなく、グッズを販売したり、イベントを開催して多くのファンを集めるという人もいます。

また、元々ニコニコ動画などで配信していてメジャーデビューする歌い手もいます。今は、路上ライブをするよりも、ネットで配信した方が多くの人に見てもらいやすく、ファンもつきやすいので、メジャーデビューを目指しているという人は、まずはこう言ったサイトで自分の楽曲を配信してみてもいいでしょう。

 

美容系

美容師

美容師として固定のお客さんを持っている人は、独立してフリーランスの美容師として活動したり、自分のサロンを持つ人もいます。

また、「面貸し」といって、自分のお店を作る資金などがない人は美容室やサロンの一部を借りて、そこでフリーランスの美容師として働くシステムもあります。このシステムによってフリーランスの美容師は増えてきています。

 

メイクアップアーティスト

俳優や女優、モデル、タレントなどにメイクをするのが一般的ですが、フリーランスでやる場合は、主に就活生や結婚式に出席する女性など一般の人にメイクをしたり、メイク塾を開いてメイクを教えている人もいます。

フリーランスの場合は、基本的にはSNSやブログを使ってお客さんを見つけ、また口コミによって仕事につなげています。

 

ネイリスト

メイクアップアーティストと同じように、SNSやブログを使ってお客さんを見つけ、フリーランスのネイリストとしてネイルをしたり、塾を開いてネイルを教えている人もいます。

また、元々サロンで働いていて固定のお客さんを持つようになり、独立してフリーランスのネイリストとして活動したり、個人のサロンを持つ人もいます。

 

その他

陶芸家

個人で陶芸家として働いている人もいます。Webサイトで作品を販売することで、海外からの注文もあるそうです。

陶芸以外にも、染物や和紙などといった、伝統工芸品をインターネットで販売している人も少数ですがいます。

 

フードコーディネーター

企業のレシピ本に載せる料理の作成と写真撮影や、個人のお料理教室を開くなど、仕事の幅は多岐にわたります。最近ではクックパッドやSNSで人気になり、料理本を出版する人なども少なくありません。

また、自分のサイトやブログを持ち、料理を教えたり、レシピを販売する、有料のメルマガを発行するという人もいます。

 

運転手

タクシー運転手のように、車を持っている人が個人で運転手をやる仕事もあります。「運転手」と「乗り手」をマッチングするサイトもあり、副業でやっている人から本業として年収700万円近く稼いでいる人もいます。

また、人だけでなく配達員として荷物や食事を運ぶ場合もあります。

 

ゲストハウス、民泊の経営

最近では、部屋を借りてゲストハウスや民泊を経営している人もいます。上手くいけば大きな収入を得ることができますが、ランニングコストもかかり、競合も増えてきているため、誰でも簡単に成功するというわけではないので、始めようと考えている場合はじっくり検討することをオススメします。

 

農家

農家をやる場合も、フリーランス(自営業)です。平均年収はサラリーマンよりも農家の方が高く、年収1000万円近い人もたくさんいます。

地方や田舎には仕事がないというわけではなく、若者に人気の仕事がないだけで、脱サラして農家を始めて、会社員時代よりも稼いでいるという人も実は少なくありません。

 

まとめ

以上、フリーランスで出来る仕事をご紹介しました。

細かく分ければ、上記で紹介した職種以外にもたくさんの種類がありますが、フリーランスの働き方は本当に多種多様です。

 

フリーランスであれば、従来のように就職し、同じ企業で働き続けるというスタイルでは叶わなかったような、自分のやりたかったことも実現出来るかもしれません。

もし、あなたが自分のスキルや知識、好きなことを仕事に生かしたいと思うなら、ぜひフリーランスという働き方も視野に入れてみてください。

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