あなたは自分の運営しているサイトにちゃんと「プライバシーポリシー」を設定していますか?
「プライバシーポリシー・・・?」となった人は、必ず最後までこの記事を読みましょう。
サイトを運営していく場合には、基本的にプライバシーポリシーというものを設定しなければいけません。
しかし、最近立ち上げたばかりの人や、もしかしたら「長くサイトを運営してたけど知らなかった・・・」と言う人もいるかもしれません。
そこで今回は、サイトを運営していく上で必ず知っておかなければいけないプライバシーポリシーについてお話ししていきます。
プライバシーポリシー(個人情報保護方針)とは
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プライバシーポリシーって何?
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まずはプライバシーポリシーとはそもそも何のか?プライバシーポリシーをページに記載することにはどんなメリットがあるのか紹介していきます。
そもそもプライバシーポリシーって何?
プライバシーポリシーとは、「サイトの運営者が利用者から集めた個人情報を個人情報保護法に基づいて適切に取り扱います。」ということをあらかじめサイトに明記しておくものです。
個人情報を取り扱うサイトを運営する場合、必ずプライバシーポリシーを設定しなければいけません。完全に個人の書きたいことを発信するだけで、利用者の個人情報を一切集めないサイトやブログには必要ありません。
プライバシーポリシーを記載するメリット
プライバシーポリシーを記載するメリットとしては以下のものがあります。
『運営側のメリット』
- 個人情報の取り扱いに関する問題を未然に防ぐことができます
- 個人情報を正しく扱っていることが可視化されるので、ユーザーに信頼されるサイトになる
『ユーザー側のメリット』
- 安心してサイトを閲覧することができる
- 自分の個人情報がどのように扱われるのか、またリスクについて明確に把握することできる
プライバシーポリシーを設定すると運営側にとってもユーザー側にとってもメリットがあるので、きちんと記載しておきましょう。
プライバシーポリシーを設定しなければならないサイト
個人情報を取り扱うサイトというのは、具体的にどういうことかというと
- メルマガの配信
- アンケートフォーム
- 商品やサービス販売、申し込みの受付
- イベントなどの参加申し込みの受付
- 仕事の依頼フォーム
- お問い合わせ
- 広告を設置している
などなど、何らかの形で利用者の個人情報(名前、電話番号、メールアドレス、LINEなど)を収集する機能のあるサイトは、基本的に全てプライバシーポリシーを設定しなければいけません。
ただし、アクセスの少ない個人のブログはプライバシーポリシーの設置は必須ではないとされています。
ただ、これからサイトを運営していくうちにアクセスが増えるようになっていくと、必ず設置していかなければならなくなるので、まだサイトを立ち上げた段階という人も先にプライバシーポリシーを設置しておきましょう。
プライバシーポリシーの書き方
プライバシーポリシーなるものをサイトに書かなければいけないことはわかった。では、何をどうやって書けばいいの?
プライバシーポリシーを書くときのポイント
- タイトルは「プライバシーポリシー」か「個人情報保護方針」にする
- 代表者名、事業者名を記載する
- 個人情報保護法17条を参考にして、個人情報を適切に取り扱いますということを明記する
プライバシーポリシーには上記のポイントを守りながら、集めた個人情報をどのように扱っていくのかを記載します。
ただ、いきなり書くのは難しいので、基本的に最初は他のサイトのコピペで、自分の情報の部分だけを変えるだけでも問題ありません。
【コピペOK】プライバシーポリシーの例
以下、プライバシーポリシーを書くときの例なので、良かったらコピペして使ってください。
プライバシーポリシー
以下のとおり個人情報保護方針を定め、個人情報保護の仕組みを構築し、個人情報保護の重要性の認識と取組みを徹底し、個人情報の適切な取り扱いを推進致します。
個人情報の管理
当社は、お客さまの個人情報を正確かつ最新の状態に保ち、個人情報への不正アクセス・紛失・破損・改ざん・漏洩などを防止するため、セキュリティシステムの維持・管理体制の整備・社員教育の徹底等の必要な措置を講じ、安全対策を実施し個人情報の厳重な管理を行ないます。
個人情報の利用目的
お客さまからお預かりした個人情報は、当社からのご連絡や業務のご案内やご質問に対する回答として、電子メールや資料のご送付に利用いたします。
個人情報の第三者への開示・提供の禁止
当社は、お客さまよりお預かりした個人情報を適切に管理し、次のいずれかに該当する場合を除き、個人情報を第三者に開示いたしません。
・お客さまの同意がある場合
・お客さまが希望されるサービスを行なうために当社が業務を委託する業者に対して開示する場合
・法令に基づき開示することが必要である場合
個人情報の安全対策
当社は、個人情報の正確性及び安全性確保のために、セキュリティに万全の対策を講じています。
ご本人の照会
お客さまがご本人の個人情報の照会・修正・削除などをご希望される場合には、ご本人であることを確認の上、対応させていただきます。
法令、規範の遵守と見直し
当社は、保有する個人情報に関して適用される日本の法令、その他規範を遵守するとともに、本ポリシーの内容を適宜見直し、その改善に努めます。
お問い合せ
当社の個人情報の取扱に関するお問い合せは下記までご連絡ください。
事業者名:
所在地:
TEL:
Mail:
特定商取引法に基づく表記
ネットで商品やサービスを販売する場合には、プライバシーポリシーと併せて「特定商取引法に基づく表記」というものも書かなければなりません。
特定商取引法とは
ネット上で商品を販売する場合には、特定商取引法という法律に基づいて販売をしなければいけません。
特定商取引法というのは、訪問販売や通信販売(ネットでの販売)など、トラブルが比較的起きやすい商取引の際に、消費者を守るための法律です。
その特定商取引法によって、ネットで商品やサービスを販売する場合には、「必ず特定商取引法に基づく表記を設置しなければならない」と定められています。
【コピペOK】特定商取引法に基づく表記の例
以下、特定商取引法に基づく表記を書くときの例なので、良かったらコピペして使ってください。
特定商取引法に基づく表記
販売価格
販売価格は、表示された金額(憑依価格/消費税込)と致します。
代金(対価)の支払時期と方法
支払方法:クレジットカードによる決済、銀行振込
支払時期:代金入金確認及びクレジットカード利用の承認が下り次第、すみやかに商品を発送します。
返品についての特約事項
商品に欠陥がある場合を除き、基本的には返品には応じません。
役務または商品の引き渡し時期
配送のご依頼を受けてから2日以内に発送致します。
事業者の名称および連絡先
〇〇〇〇
所在地:
電話番号:
メールアドレス:
まとめ
以上、プライバシーポリシーと特定商取引法に基づく表記についての説明をしました。これらの知識は今後、インターネットを仕事に活用していこうと思う人にとっては必ず必要な知識です。
今サイトを運営していて、プライバシーポリシーや特定商取引法に基づく表記を設置してないという人は、この記事を読んだらすぐに設定するようにしましょう。
(プライバシーポリシーと特定商取引法に基づく表記は、サイトのフッターに設置するのが一般的です。)