フリーランスのような場所や時間にとらわれない働き方はとても魅力的ですよね。特にエンジニアやWebデザイナーといった、パソコン一台で仕事をするというのに憧れを抱いている方も多いと思います。
その中でも、Web制作といった企業や個人にホームページを作るといった仕事は代表的なものの1つです。ですが、フリーランスでWebデザイナーになりたいという方の多くは、業界のことや仕事についての知識がないという印象があります。
そこで、今回はWeb制作の仕事でフリーランスとしてやっていきたいと思っている方に向けて、Web制作の業界について知ってほしい4つのことを紹介していきたいと思います。
Web制作の仕事を依頼する料金相場
まず、Web制作の料金相場について理解しましょう。料金相場を知らなければ、とても安い値段で請け負ってしまうこともあります。なので、フリーランスとしてやっていくのならば、これぐらいのホームページを作るのならばこれぐらいの費用が掛かると想定できなければいけません。
Web制作の料金相場は、ページの数や機能または企業や個人によって値段は変わるので、平均相場を出すのは難しいですが、以下の画像を目安に考えていただければ良いかと思います。
引用:https://web-kanji.com/posts/homepage-market-price
上記の画像を見るとホームページ制作の費用は結構な値段を張ります。なのでWeb制作の仕事をフリーランスに頼んで、少しでも費用を安くしたいということからフリーランスに仕事を依頼するクライアントも多いです。
ですが、フリーランスだから仕方ないと安く引き請けて割り切るのは、非常に危険です。そういった単価の安い案件を大量に引き受けるても、最悪キャパオーバーで納品できないことも起こるでしょう。
フリーランスと言えど、最低限の見積もりを提示することはとても大事です。
Webデザイナーの年収は?
続いては、Webデザイナーの年収について見ていきます。Webデザイナーの年収は、スキルや経験によって変わるので一概には何とも言えませんが、以下の画像がWebデザイナーの平均年収となります。
引用:https://jp.stanby.com/contents/detail/webdesigner/salary
だいたい年収300~400ぐらいとなるので平均的なサラリーマンと同じぐらいの年収となります。フリーランスの場合は会社員と違って、事業税といった税金も払わなければいけないので、それを踏まえると、フリーランスのWebデザイナーは会社員としてやっているWebデザイナーよりも稼がなければいけないでしょう。
制作会社ですと、デザインとコーディングで分担して仕事をしますが、フリーランスのWebデザイナーなら、デザインとコーディングの両方をできた方がいいでしょう。SEO対策などWebマーケティングの知識があって付加価値を付けれると尚良しです。
Web制作の仕事を取るための営業方法
次にWeb制作の営業のついてです。Web制作の仕事はどれだけ良いホームページやサイト作れるかということに目が行きがちですが、実はクライアントとのやり取りがとても大事な仕事です。
いかにクライアントとスムーズにコミュニケーションが取れ、要望を聞き出し、それをWebデザイナーに伝えて、制作してもらう。Web制作の仕事において優秀な営業マンは必要不可欠なのです。
Web制作会社の場合で考えると、営業が仕事を取ってきて、Webディレクターが顧客と打ち合わせをして顧客の要望や見積もりを聞き、それを元にWebデザイナーがホームページを作っていくという流れで仕事を行います。
フリーランスの場合ですと、この工程を全て自分で行うというのはとても難しいです。多くのフリーランスのWebデザイナーは、制作会社やWebディレクターとのコネクションを持っており、案件を回してもらってデザインやコーディングだけをするという形です。
ごく稀に個人でやっているフリーランスもいますが、そういったフリーランスも全ての工程を行なっているわけではなく、営業と組んだりなどチームを作って案件をこなしています。
なので、フリーランスでWeb制作の仕事をやっていくなら、優秀な営業とタッグを組んで自分は制作に集中した方が効率良く仕事を回せます。
Webデザイナーのフリーランスになるのは未経験からでも可能か?
最後に未経験からフリーランスのWeb]デザイナーになれるのかということについてです。結論から言うと、未経験でいきなりフリーランスのWebデザイナーとしてやっていくのは可能性としては極めて難しいと思います。
上記のトピックで説明したようにWeb制作の仕事は、Webデザイナーだけで完結するわけではなく、営業やWebディレクターといった複数人で関わって仕事をこなすという形です。
未経験のWebデザイナーだと、デザインやコーディングが出来たとしても仕事の流れやクライアントとのやりとりを行うのは非常に難しく、何よりも仕事をまず取れないだろうと思われます。
仕事を取れたとしてもクラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングさいとで安い単価の仕事を引き受けれるぐらいでしょう。
なので、Webデザイナーでフリーランスとしてやっていきたいと思っている方はまずはWeb制作会社に入って、スキルを磨いて経験を積み、業界の人達とのコネクションも築きながら独立の準備をする方がおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
Web制作の仕事でフリーランスになることは可能ではありますが、未経験やスキルが乏しいとあまりオススメはできません。業界のこと(料金相場など)や自分のレベル感を知った上で、フリーランスとしてちゃんとしたキャリアを歩んでいくべきであり、焦らずにしっかりと準備していくことが大事です。
なので、フリーランスのWebデザイナーになりたいと考えている方は、まずは制作会社に入って、自分のスキルを磨き、業界での実績やコネクションを作るといったことに集中しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。