フリーランスだと仕事を探すのって一苦労ですよね。
毎度毎度、自分で自分を売り込みに行き、報酬の計算も自分で行い、納品したら複数個の修正を受ける…。
フリーランスなら自分のことを自分でやるのは当たり前かもしれませんが、正直もっと楽したい…!なんて思ったことはありませんか?
そんなフリーランスの方々のためのブランディングについてご紹介します。
ブランディングが出来るとあなたから売り込みに行くことなく依頼が来るという仕組みも作ることが出来ます。
是非、今回の記事を参考にしてお仕事、頑張ってください。
目次
ブランディングの意味は?
ブランディングとは、ブランドに対する共感や信頼などを通じて顧客にとっての価値を高めていくマーケティング戦略の一つです。
ブランディングには企業や組織単位で行うものや個人として行うものと行う事業やプロジェクトごとに行うものなど、沢山の種類が存在します。
フリーランスや個人事業主に必要なセルフブランディングとはどんなものなのでしょうか。
セルフブランディングとは
今は個の時代だと言われる現在、あなた個人としてのブランディングが何より重要になります。
ブランディングとは、顧客の共感や信頼等を高めていくマーケティング戦略の一つで、それを、自分自身に対して行うのが、「セルフブランディング」です。
言い換えれば「自分自身を商品と捉え、その商品価値を高める行動」と言えます。
セルフブランディングの意味は理解できたけど、実際にどうやればいいの?というあなたは『個人でもできるブランディング!戦略の事例から求める理想的なブランドの作り方』の記事でセルフブランディングの手順について詳しく学びましょう。
フリーランスにはなぜ必要なのか?
フリーランスに何故ブランディングが必要なのか?あまりイメージができない人も多いのではないでしょうか?
確かにブランディングを確立するにはとても時間がかかりますし、すぐに結果が出るわけではないので実感が湧きづらい…。
そんな中でブランディングが必要な理由・無くては困る理由をご紹介します。
①リピートに繋がる
フリーランスとして外注を受けるとなると『ショット』と言われる単発でまとまった金額を貰うことが多くなります。その際に問題になるのは、『ショット』で報酬を受け取るとまたすぐに次の仕事を取りにいかなければならなくなること。
となると、「お得意先」と呼ばれるリピート客がいるととてもスムーズに仕事を得ることが出来ます。
その「お得意先」を獲得するためにあなたがどのような人物なのか、そしてあなたの活かし方を理解してもらうためにもブランディングが必要になるのです。
②発注者に選ばれやすくなる
SNSなどでブランディングを確立することによってあなたを見つけてもらいやすくなります。
またSNSにポートフォリオのリンクを入れることで、ユーザー(発注者)はあなたとコンタクトを取る前にあなたが意識したブランディングが伝わりやすくなり、成約が結ばれやすくなります。
また、ブランディングによってあなたを見つけやすくなるのは発注者だけではありません。他のSNSのユーザーがあなたの作品やコンテンツに対して拡散することも増えるでしょう。
③ライバルのフリーランスを差別化ができる
差別化というのはその名の通り、競合(ライバル)となる他のフリーランスとあなたを差別化し、あなたの特出した強みを明確にすることです。
あなたの強みを明確にすることで、あなたの作品やコンテンツが良質なものだと認知させやすく、仕事を得やすくなるのはもちろん、あなたと発注者との信頼も厚くなることでしょう。
まだ無名のフリーランスに仕事を依頼する場合、通常企業は「必要なスキルを持っていれば誰に頼んでもいい」という状態です。その場合、報酬をより安く提示した人に仕事を依頼することになります。
しかし、ブランディングによって競合との差別化が出来れば、企業は「他の誰でも無く、あなたに仕事を頼みたい」という状態になります。そういう状態であれば、報酬単価はぐっと高くなります。
ブランディングが無いと①~③が得られない
ブランディングが無い状態だとどんなことが起こってしまうかを説明します。
まず、リピート客を得ることが出来ないので報酬を受け取った後には何も残らず、すぐに次の仕事を探さなければならないことに加え、仕事を探す際にも発注者から選んでもらえないので、自分から自分を売り込むことが必須になります。
さらに、他のフリーランスとの差別化が明確になっていないので他にスキルのあるフリーランスがいれば、どんどん仕事を取られていきます。
挙句の果てには、リピートの仕事が少なくなるので仕事の報酬単価も低くブランディングが確立されている人よりも多くの仕事をこなさなくてはいけません。
ブランディングで有名な企業
セルフブランディングの他にもいくつか種類や段階が存在します。
まず初めに機能的ブランディングです。
機能的ブランディング:Wikipedia
機能的ブランディングとは、「〇〇の機能が便利!」と言ったブランディングです。
一番有名な例はWikipediaです。
ネット上や本で難しく分からない単語を見つけた時にWikipediaを利用して検索したりしませんか?
それはWikipediaの機能的ブランディングが多くの人から認知を得ているということです。
感情的ブランディング:AKB48グループ
感情的ブランディングとは、ただ便利というだけではなく、対象にいい印象を持っている状態を作り出すブランディングのことを言います。
AKB48グループは感情的ブランディングを極めたと言えるでしょう。
「あの子が好きだから応援する!」「あの子が可愛いから握手会に行く!」などもAKB48グループ内にそれぞれのメンバーで感情的ブランディングを確立しやすい仕組みを作っているのです。
自己表現ブランディング:メルセデス・ベンツ
自己表現ブランディングとは、ブランディングの最も深い段階で、この状態に達することが出来れば、ユーザーは良いところドンドン拡散してくれるような信者客になります。
メルセデス・ベンツはその代表とも言えます。
「僕はベンツに乗っているんだ!」という自己表現のためにメルセデス・ベンツの商品を購入する人が後を絶ちません。
高級車だけでなく、高額なバックやアクセサリーを購入する人も、この自己表現をしたいがために購入すると言っても過言ではありません。
他にもブランディングを行っている企業の成功例や失敗例は『ブランディングマーケティングの企業事例10選から学ぶ成功法則』でご紹介しているので、たくさんのブランディング例を触れて、自身のブランディングの強化に役立ててください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ブランディングには思いのほか多くの種類があり、その必要性を感じて頂けたでしょうか。フリーランスであれば、まずはあなたの一番のこだわりを多くの方に認知してもらうことから初めて見て下さい。