【※悪用厳禁】色が与える心理効果であなたのイラストに目が釘付け!

色が人に与える心理効果がどれほど強力かあなたは知っていますか?

普段なにげなく色を見ていると思いますが、色によって人間の感情や捉えるイメージは勝手に変わってしまうのです。

文字の色を変えるだけで注目度が上がったり、同じイラスト作品でも赤色を青色に変えるだけで見る人の印象を180度変えることができるのです。

つまり、色を正しくコントロールできれば、相手の気持ちをコントロールできるのです。

色を使いこなして、あなたのイラストに目を釘付けにしてしまいましょう。

 

赤が人に与える心理効果

赤 心理効果

赤色は世界中で慣れ親しまれている代表的な色です。

薔薇やリンゴや血など花や果物や肉体的な面としても多くの場面で見られる色で、人間が生きてきた中で1番触れ合う機会の多い色と言えます。

 

赤色のイメージ

赤は暖色系の中心と言える色で太陽や炎を連想されることにより、温かさや情熱や力強さなどの印象を見る人に与えます。

前向きさや積極的に訴えかけるものを表現する場合には有効な色です。

また縁起の良い色としても親しまれていて、神社の鳥居や還暦時に着る赤いちゃんちゃんこなどでも使われています。

 

赤を効果的に活用する方法

赤色は人の注意を引き付ける色でもあるので、デザインのタイトルなどで目を引き付けたい時に使うのが効果的とされています。

また、赤色は目立たせるために使用するのは効果的だが、純色では与える印象が強いのでデザイン全面的に敷くのは好ましくないです。

全面に敷く場合は明度を上げるなどの対応をするのがオススメです。

ワンポイントで使用する場合は目立たせるために純色で使うのは良いです。

 

青が人に与える心理効果

青 心理効果

青色は空や海を連想させるさわやかさで代表的な色です。

赤色と同じく空や海など人が日々関わるような色として親しまれています。

 

青色のイメージ

青は快晴時の空や海や川の色を表すことが多く、爽やかさ涼しさ、そして冷たさを連想させます。

また静寂や冷静さといった印象を与えることもできます。

さらには青には堅実さ信頼性を表現する色ともされていて、起業のロゴや飲料のパッケージなどにもよく使用されています。

 

青を効果的に活用する方法

青は色相の中でも明度が低く感じやすい色で、さらに色そのものも冷静さなどをイメージさせる。

そのため赤とは違って純色を大きな面積で使用してもレイアウトとして悪くないです。

本の表紙やカバーでも青を前面に敷いて文字を白抜きで書くと言ったことも多いです。

 

青色は静寂さや落ち着きを感じさせる色なので、注意を引き付ける用途には使用するのはあまり向いていません。

しかし、同系統の色相を組み合わせて使っても全体がうるさくなることが少ないので明度(色の明るさ)にコントラストをつけて上手に構成していきましょう。

同系統の青色を組み合わせる場合は純色や暗清色(純色に黒を加えた色群)のような色を合わせると視認性(目で見たときの見やすさ)を高めることがことができます。

 

緑が人に与える心理効果

緑 心理効果

緑は生い茂った森林や爽やかな草原や野菜などの食べ物など自然のあらゆる場面で見ることができます。

常緑樹は季節に関係なく緑色の葉を付けているため、人が1年を通して目にする色として多くの人に親しまれています。

 

緑色のイメージ

緑色には癒しやリラックス、気持ちを落ち着かせるイメージを連想させることができます。

また草原や森林をイメージさせる色でもあることから自然や新鮮さや若々しさ、しいては健康や健全、成長といった印象も与えることができます。

そういったイメージのため、食品であったり環境を配慮するためのブランドを表す色としてよく使われています。

 

緑を効果的に活用する方法

緑は中間の色であり、暖色系と寒色系の間に位置する色であり、さらに目で見た前後関係の印象を与える進出色、後退色といったものでも、どちらの印象にも変えることができる。

例えば、黄緑よりになると温かみを感じられる上に前面に見られる進出色で、青緑よりにすれば冷たさを感じさせることができたり、遠くに見せる後退色でもある。

つまり、組み合わせや使い方次第で多様な見せ方をすることができる。

 

また青色や他の色と違って色差の違いを感じ取りやすいので、色相をわずかに変えて組み合わせた表現なども可能になります。

 

黄色が人に与える心理効果

黄色 心理効果

黄色は太陽の色を連想させる最も明るい色として知られています。

また黄色と黒のストライプは蜂や注意喚起の看板をイメージさせるために危険な色としても有名です。

 

黄色のイメージ

黄色そのものイメージは危険や警告といったものではなく、本来明るさや朗らかさなどのような肯定的な印象が強いです。

また自然界ではひまわりや太陽を象徴する色なので、陽気で解放的なイメージを与えます。

もちろん、蜂や警告を表す看板などに多用されているため組み合わせる色によってイメージが反転します。

 

黄色を効果的に活用する方法

黄色は同彩度(同じ鮮やかさを指し示す色)の色相と比較したときに、人目には明るく感じられる色で、視線を引き付けやすい傾向があります。

無彩色の黒などと組み合わせると気づきやすくする効果があります。

また、黄色は進出色でもあり、膨張色(物を膨張させ大きく見せる)でもあるので、多きあ面積で使用しなくても人の注目を集まることができます。

しかし白や明度の高い色と組みわせると同化して見えてしまうことがあるので、橙のような赤みのある色と組み合わせると引き立って見えるようになります。

 

その他の色の心理効果

色 心理効果

赤、青、緑、黄色以外の主要な色が与える心理効果は以下の通りです。

 

橙色

  • 陽気で明るい印象を与える
  • 胃腸を刺激して食欲を促す効果あり
  • 優しくて暖かい橙色は心の不安を解消する

 

紫色

  • 想像力を増させ、感情を豊かにする
  • 性的なものを感じさせる効果あり
  • 心と身体の回復を促す効果あり

 

ピンク

  • 可愛らしく見える色
  • 愛情を求めるようになる効果あり
  • 心も身体も若くなる効果あり

 

白色

  • 清潔なイメージを与える
  • ものを軽く感じさせる効果あり
  • 気分を一新させる効果あり

 

黒色

  • 高級感なイメージをもたせる
  • ものを重く感じさせる効果あり
  • 暗い気持ちにさせる

 

色によって温度が変わる!?

色 温度

人の体感温度は天候や湿度からの影響を受けていますが、さらに色が与える印象でも体感温度は変わってしまうのです。

人は赤系の色を見ると交感神経が刺激されて血圧や脈拍が上がって、体温が上昇して方らを活性化する効果があります。

そして、青系の色を見ると副交感神経が刺激され、筋肉組織や生理機能を鎮静化させ、興奮を抑える効果があります。

そのため、赤系の色のものは暖かく感じられ、青系の色のものは冷たく感じるのです。

※上の画像では左の店内が暖かく、右の店内が冷たく感じませんか?

 

飲食店の店内の照明などを暖色でまとめると、料理をおいしそうに見せる効果があったり、食欲を増させる効果があるので売上も上がると言われています。

 

重さも色によって変わってしまう!

色 重さ 

使う色のによって、そのものの重量感を変えることができます。

実は明るい色ほど軽く見えて、暗い色ほど重く見えるのです。

そのため、イラストなどを描くときは重たく見せたいものは暗い色を使うのがおすすめです。

 

物体の距離は色で決まる!?

進出色 後退色

人は明るい暖色系の色のものは近く見えて、暗い寒色系の色は遠くに見える傾向があります。

そのため、目立たせたいものがあるときは明るい色を使うと強調することができます。

※上の画像では、明るい暖色系の色(左の赤)が飛び出して見えて、暗い寒色系の色(右の青)は後方に下がって見える。

 

ものの大きさも色によって違う!

膨張色 収縮色

色によって心理的にものの大きさの捉え方が変わってきます。

明るい色は大きく見えて暗い色は小さく見えてしまうのです。

ちなみに最も大きく見える色は白であり、最も小さく見える色は黒です。

色によって、見る人の大きさが変わることを意識してイラスト描くようにしましょう。

 

まとめ

色 心理効果

色は使い方次第で、見る人の印象を変えることができます。

色1つであなたの作品の評価も180度変わるかもしれません。

今までなんとなく色を使ってきたのなら、これからは意識して狙った感情をもたせるようにしていきましょう。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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