個人でもできるブランディング!戦略の事例から求める理想的なブランドの作り方

フリーランスで仕事をしている方もしくは、しようと思っている方は、最近よく「ブランディングが重要」という話を耳にしているのではないでしょうか。

ブランディングって何?となったあなたは、先にこちらの『ブランディングとは何か?フリーランスに必要不可欠なブランディングについて』を確認してください。

 

「ブランディングが重要って話はわかったけど、結局ブランディングって何をしたらいいのか分からない…。」そんな風に思って、結局に何もしていないという方も少なくないと思います。

確かにブランディングというものは抽象的で何をしたら正解なのかわかりにくく、また長期的な戦略なのですぐには集客や案件には反映されません。

しかし、しっかりと意識していけば今後のフリーランスとしての仕事がしやすくなることは間違いありません。それに現在は「個の時代」なんて言われているくらい、個人の実力やスキルを重視される時代になるのです。

 

今回は個人でブランディングをすることを諦めかけている人向けに個人のブランディングの方法について一から解説していきます。

 

今は個人でブランディングをする時代

ブランディング 画像

今では個人が個人に仕事を依頼するなんてことが当たり前になってきましたが、以前までは企業から企業へ仕事の依頼をするのが当たり前でした。

そんな中、個人個人が以前までの企業のような動き方をするわけですから、ライバルのフリーランスに仕事を取られないように各々の強みを生かして、ブランディングしていきました。

そこで言われ始めのが、「個の時代」という言葉です。

 

これから紹介する例は企業や個人で何も変わりはありません。

あなたがフリーランスとして参考にできるものがあれば、参考にしてください。

 

企業や個人が行っているブランディング例

ブランディング 企業

ブランディングという言葉も今では当たり前のように使われていますが、ブランディングにも様々な種類があることをご存知でしょうか?

…というと、「え!そんなに種類があるのか…!」「早く勉強しなき…!」と闇雲に勉強したくなるとは思いますが、ブランディングには大きく分けて二つ存在します。

企業が行うブランディングの『企業ブランディング』と個人が行う『セルフブランディング』。

 

どちらも重要ではありますが、今回はフリーで仕事をされているあなたに必要なブランディングを分かりやすくお伝えします。

 

企業ブランディング:今治(イマバリ)タオル

今治タオルは四国の工業組合が力を合わせて生み出した地域ブランドです。

しかし、当時のタオル市場は海外からの安いタオルが広まり、今治タオルの売り上げはどん底でした。

そこで外部からの意見を取り入れ、自分たちの強みである「安心、安全、高品質」を見つめ直し、追及し続けました。

 

終いには、ブランドでは当たり前だった「ロゴマーク」も無くなり、白い無地のタオルになりました。

そのブランディングから多少高価でも自社製品をどのような人たちが買うかというターゲットを見直し、ブランド化を進めていきました。

こうした取り組みにより、今では「いいタオルと言えば今治タオル」、「白いタオルといえば今治タオル」というイメージの定着に成功しています。

 

他にも企業が行っているブランディングについて詳しく知りたい場合は『ブランディングマーケティングの企業事例10選から学ぶ成功法則』をご覧ください。

 

セルフブランディング:勝間和代さん

ブランディング 勝間和代

勝間和代 – Wikipedia

勝間さんは本職では会計士や金利トレーダー、経営コンサルタントを仕事としていますが、その顧客獲得のために「有名になる」ことを目標に掲げ、メディア露出の手段を厭いませんでした。

その結果、内閣府男女共同参画会議議員を務めたり、様々な著書を出版し、2005年にはウォール・ストリート・ジャーナルで「世界の最も注目すべき女性50人」に選ばれる程の影響力を手にしたのです。

 

通常の会計士であればどのようにして顧客を獲得しようと考えた際にメディアを選ぶことはしないでしょう。

彼女のような柔軟なブランディングの仕方には参考にできることがとても多いです。

 

ブランディングの手順

ブランディング 手順

「ブランディングしよう!」「自分らしさを発信しよう!」とした時に一番の障害が「…まず何をしたらいいんだ?」だったりしませんか?

今回は3つの手順に分けて分かりやすくブランディングの手順をご紹介します。

 

①市場(しじょう)の決定

まず初めは自分の能力やスキルがどの市場(マーケット)で必要とされているのかを分析、ブランディングを立てるかを決定します。

しかし、ただ「自分はこういう人間だ!」という主張をするのはただの自己主張が激しい人で終わってしまいます。

市場を決定するというのは「社会にとって自分はどこで必要とされているのか」を考えければ、ブランディングの意味がありません。

 

②情報発信の媒体の決定

ブランディングをするためにはまずあなたを認知してもらう必要があります。そのためには無料で使えるSNSがオススメです。

今ではTwitter・Instagram・Facebookなど、ユーザー数も多くそれぞれのSNSで属性(Instagramは女子中高生が多いなど)が分かれていますので、あなたのターゲットに合わせたブランディングをするには使いやすいと言えます。

また、「自分」というものを多面的に見せることでクライアントや発注者ではないファンが付きやすくなるということも分かっています。

 

③スケジュールの決定

どの情報発信の媒体を使うかを決めた後はその媒体での明確な成果指標を決めます。

具体的にどのようなものかというと、例えば「Twitterのフォロワー数を1ヶ月で200人増やす!」や「Instagramでのイイネ数を2週間で倍にする!」など、明確にその指標を達成できたかが判断できる状態にします。

 

スケジュール管理のコツ

しかし、いくら綺麗で綿密なスケジュールを立てても、「スケジュールや計画通りに行ったことがない…。」「どうせこの通り行かないからスケジュールを立ててもなー。」って思ってしまっていませんか?

そこで一つスケジュール管理のコツを紹介します。

  1. 「明日、何をするか。」を前日決める。
  2. 「何故、その目標を設定するのか。」を決める。
  3. 「いつまでにその指標を達成するのか。」を決める。

スケジュールをこなすには、「自分が今、目標に対してどのあたりまで来ているのるか。」というのを把握することが重要です。

上記の3つのコツはその「自分のポジションを把握する」上でとても役立つのでぜひ参考にしてください。

 

ブランディングにおいて気を付けること

ブランディング 注意点

「ブランディング」という言葉も今ではとても慣れ親しんだ言葉になっているのではないでしょうか?

しかし、慣れ親しんだからこそ、見落としてしまいがちな注意点が3つあります。

 

自己満足にならない

いくらブランディングだからと言って「あなたが提供したい情報」や「あなたが自慢したい作品」だけを発信することはただの自己満足になります。

あなたの情報発信を見ている人はあなたに興味があるのでは無く、あなたが発信する情報に興味があることが多いです。

そんな中、自慢ばかりの情報発信や特に興味が無いような情報発信はむしろ不要なのです。

 

特にフリーランスに関しては仕事が来るか来ないかは人間を見る場合がほとんどです。(この人はやる気がとてもあるから仕事を上げよう…!など。)

あなたがあなたの情報発信をする場合はあなたの良いところだけではなく、少しプライベートな部分を公開すると良いでしょう。

 

自分のスキル・能力を誇張しない

中にはSNSを通じて仕事の案件を取るフリーランスには「インターネットだからバレないだろ…!」といって出来もしない技術を「出来る」とし、公開する人もいます。

それが悪いというわけではありません。むしろチームで仕事を取っているのであれば、仕事が来る量は増え、本当に自分ができない部分は他の技術者に頼めば良いのです。

 

しかし、困るのはその納品の修正が必要になった時。(外注され納品したものは何度か修正を依頼されるケースが多い。)

その場合、一人の報酬が少なくなる分、各々で仕事を取る方が良い場合が多いです。

また、単純にすぐ修正に取り掛かれなかったりするとあなたにそのスキルが無いことがバレるので、信頼はかなり落ちることになります。

 

まとめ

ブランディング まとめ

現在のインターネット文化のおかげで個人でのブランディング(セルフブランディング)がしやすい世の中になっています。

また個人で仕事を取るフリーランスであれば、セルフブランディングは最重要のマーケティング手法でしょう。

 

初めは「いや、これでいいのかな…?」「ブランディングしても何も変わらなかったらどうしよう。」と悩むこともあると思います。

しかし、やらずにあなたよりもスキルの無い人に仕事を取られるのは、あなたにとっても、そして、そのクライアントにとっても不幸なことです。

 

フリーランスという働き方は大変なことが多々あると思いますが、頑張っていきましょう。

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